ひょいっとコップを奪われ、ハーブティーはあっという間にアイツの口の中へ流し込まれた。
「ああ!? いきなり何すんのよ!」
コップを奪い返すも、すでに一滴も残っていなかった…。
なのにアイツは青い顔で、口元を押さえた。
「…何か匂いがすっごくて、味がしないんですケド」
「それがハーブティーなの! 味を知らないんだったら、飲むなぁ!」
最後の一杯だったのに…くっすん。
「まあまあ。ホレ、イチゴミルクの方が美味いぞ」
そう言ってアタシの頭の上に、冷たい紙パックのイチゴミルクを置く。
「冷たっ! あったかいのを飲んだのに、冷たいのなんか飲めますか! …でも、いただくわ」
イチゴミルクは好き。…今の季節じゃなかったら、すぐに飲むほどに。
「ついでにコレもどーぞ。購買部で新発売のお菓子」
「ああ!? いきなり何すんのよ!」
コップを奪い返すも、すでに一滴も残っていなかった…。
なのにアイツは青い顔で、口元を押さえた。
「…何か匂いがすっごくて、味がしないんですケド」
「それがハーブティーなの! 味を知らないんだったら、飲むなぁ!」
最後の一杯だったのに…くっすん。
「まあまあ。ホレ、イチゴミルクの方が美味いぞ」
そう言ってアタシの頭の上に、冷たい紙パックのイチゴミルクを置く。
「冷たっ! あったかいのを飲んだのに、冷たいのなんか飲めますか! …でも、いただくわ」
イチゴミルクは好き。…今の季節じゃなかったら、すぐに飲むほどに。
「ついでにコレもどーぞ。購買部で新発売のお菓子」

