「いやあ、そんな勘違いがおこってたなんてな、ゴメンゴメン!!」

あはははと、ひときわ明るい声が保健室に響く。


「輝…謝ってるように見えないんだけど??」


「もう、智もそんなに怒んなよ、な??」


そう言って、先輩をバシバシ叩いてこちらを向く。


「本当、小春ちゃんもゴメンね、俺が勝手なこと言っちゃってさ。」


「い、いえ…」


私がそう言うと、東雲先輩は私の両手を握ってまた謝ってきた。