何故か、「うーん…」と腕を組んで考え込む勇悟。 「…どうしたの?」 「そのさ…保健室に二人きりで…その……」 なかなか言い切らない勇悟に、「何が言いたいの?」と急かすように言う。 「だから!保健室に先輩と二人っきりとか、絶対に何かあるだろ!!」 教室でまだ人も結構居るというのに、何を言っているんだこの人は!! 「――っバカ!!」