【完】先輩と保健室で




「どうしましょうか…」


さすがに、年頃の私にとって、これだけのシュークリームを食べるというのは……

胃ももたれそうだし、なにより太りそう……


フッと脳内に、体重計にのって青い顔をしている自分が浮かぶ。


「先輩、シュークリームいりますか…??」


私がそう言うと、先輩は「…ん…」と曖昧な答えをした。


まあ、そのままシュークリームの箱を持ったということは、先輩が持って帰るという事だろう。


「じゃあ、また明日。」


そう言って、私は保健室を後にした…。