「え―――…?」 「問題ない。俺は、鮎川のこと好きだから。」 先輩がそう言った瞬間、身体中に熱が走るのが分かった。 好き!? 先輩が…私のことを好き…?本当に??聞き間違いじゃなくて?? 「好きって……」 「毎日ケーキを持ってきてくれて、いい人だから。」 「……はい??」という、変な声が私の口から出てしまった。 たぶん…私が思ってる“好き”と先輩が思っている“好き”は違う。