ふと見ると、先輩の口の端にクリームがついている。
えーと、この場合は教えるべき…だよね??
「あの、先輩!」
「なに??」
先輩は口についたクリームには気づいてないらしく、普通にそう言ってきた。
「クリームが、口についてますよ。」
「え……」
私がそう言うと、少し慌てて自分の口を触っている。
「あ、ちがっ…そこじゃなくて右…ああもう!!」
私はなかなかクリームをとれない先輩にみかねて…
「はい、先輩。」
そう言って私は、先輩の口についていたクリームをとった。
「…ありがと。」
「いえ。」
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