「おいしいシュークリームを食べれたから、別に気にすることはない。」 そう言ってニッコリ笑う先輩の後ろでは、白いカーテンが風になびいてヒラヒラとしている。 「おいしい…ですか?」 私がそう聞くと、シュークリームを頬張ったまま首を大きく縦に振った。 「よかった。」 そう言いながら、私も先輩みたいにシュークリームを口に頬張る。 自分でも今日のシュークリームは、上出来だと思う。 頑張って夜なべしたかいがあったかな…?? 「あ……」