「あ、鮎川!!」 「え―――…?」 いきなり先輩が私の名前を呼んで、私の腕をつかんだ。 「せん…ぱい??」 「あ―――…」 先輩はパッと掴んでいた腕を放し、視線を私からそらした。 頬が微かに赤い。 どうやら先輩は、照れるときは目線を横にやるらしい…。 「どうか…しましたか?」 「あ、いや…その…」 目線をどこやらここやら移しながら、先輩は何かを言おうとする。 こんなに慌てた先輩…始めてみたかも。 「シュー…クリーム」 「シュークリーム??」