―――いっぱい作ったケーキは、もう空になっている。 保健室にかけてある時計を見ると、そんなに時間はたってはいないが、外を見ると真っ暗に近い…。 「よし、じゃあケーキも食ったし帰るか!!」 「あ、うん…。」 さすがに私も帰らなきゃ、怒られるかなー… 「じゃあ先輩、また明日。」 そう言って、私は勇悟と一緒に保健室を出た。 空のケーキの箱を持って、生徒も誰もいない廊下を勇悟と二人で歩く。 「なあ、小春……」