先輩といると、心臓が何個あっても足りないような気がする……。 そんな笑顔を見せて、そんな事を言うなんて…… 「あ、そうだ…!!」 「ん…??」 いきなり椅子から立ち上がった私を、不思議そうに見上げてくる。 「私、毎日ケーキを作って持ってきます!!」 そう言って、私は拳を前に突き出した。 「だから……」