【完】先輩と保健室で




そのまま、何故かその背中にまわされた腕に力をいれる。


「せん…ぱい…?」


どうしよう…

このままだと、心臓が爆発して、私…本当に…


「せ、先輩…離して…」


「…いい匂いがする。」


「へ??」と、私はとぼけた声を出して、抱きついている先輩の言葉に耳を傾ける。


「いい…匂いがする。」


「いい…匂い??」