変わり映えのしない授業は嫌になる。


暇で暇で、眠くなるのは当たり前だと思う…。


「また寝てんのかよ、智??」


「……ん…」


起きると、目の前には輝の顔があって少しビックリ……。


もう、授業は終わったのか…。


「……保健室で寝てくる。」


「はあ!?お前、まだ二時間目―――」


輝の言葉を遮るように、俺は教室の扉をバタンと閉めた。


「あ、熊切先輩だ!!」


「ウソ!?わあ、かっこいい…」