「少し…熱い…」 そう言って、先輩は自分のオデコを私のオデコにくっつけた。 「先輩っ!?」 「黙ってて。」 先輩がそう言うんだから、私は黙るしかない。 先輩の息が私にあたって、私の息も先輩に当たるんじゃないかと思い、ままに息が出来ない。 「先輩…もう、大丈夫です…から…!!」 「……そう?」 そう言って、先輩はソッと私からオデコを離した。 その瞬間、授業が始まるのか終わるのか分からないが、チャイムがなった。