それから何度も写真を撮り、窓の外はオレンジ色になっている。 まだ、撮るのかな? 熊切先輩は何度もシャッターを押し、何度も私を見つめる。 カメラ越しだけど…凄く恥ずかしい……。 「あ……」 「どうかしましたか?」 熊切先輩がいきなりカメラを離して、私に近付いてきた。 「先輩?」 「また…クリーム付いてるよ?」 そう言うと先輩は、私の口に付いていたクリームを指でとってそれを舐めた。 「あ…っ」 「好きな人なんだから…いいでしょ??」