熊切先輩は私の姿を確認すると、徐々に近付いてきて私からケーキの箱をとった。 「あの……」 「じゃあさっそく…写真、撮ろうか……」 そう言って、熊切先輩はお皿の上にケーキを乗せる。 それを私の目の前に差し出し、私はフォークを手渡された。 「あの、私はどうすれば…」 「いつも通りしてていいよ。」 いつも通りって言われてもなあ… 「いつも通りって…私、いつもどうしてますかね??」 「いつも…?」