「そうか、気持ち…ちゃんと伝わったんだな。」


「うん。」


今は放課後。

私は片手には鞄、もう片方の手にはケーキの箱を持ち保健室に向かっていた。


そして、“途中まで”と言って勇悟は私の隣を歩いている。


まあ、勇悟には昨日の事…いろいろと話さなきゃなんなかったしね…。


「お前が笑顔だから、安心したよ。」


「勇悟……」