いきなり名前を呼ばれて、顔を上げると、私の頬に柔らかい感触が当たった。


「………へ??」


「さっき邪魔されたから…せめてでも…ね。」


そう言って笑って、熊切先輩は保健室から出て行った。

今…ホッペにキスした!?


「う、うそ…いきなりだったからよく覚えてないよお!!」


私はそう言って、保健室から飛び出して熊切先輩を追い掛けた……。