「小春…っ…」


「わた…し…」


今、私…何て言った?


「―――っクソ」


勇悟はそう言って、私の横に寝転んだ。


「勇悟……?」


「お前が保健室に入っていくのを見て、もうもどかしくなって…無理やりにでもお前を……」


仰向けで、白い天井を見ながら勇悟は話しを続ける。


「でも…あんな泣きそうな顔で、あんな事…俺にはお前を無理矢理なんて出来ねえよ……」


勇悟は自分の顔を腕で覆って、そう言った…。


「勇悟、私…勇悟と付き合おうかなって…一瞬、思ったよ……」


「小春??」