「このまま写真を出さないと…学校側も何か対処を考えなきゃねーって…」
「学校を辞めさせるってのは、ただの脅しね。」と、ため息混じりに先生は言った。
「何故かその話しが学校中に広がって、今じゃ熊切くんもいい迷惑でしょうけどね……」
「そうだったんですか…」
じゃあ…まだ熊切先輩は学校、辞めないんだ……
良かったあ…!!
「だから、あなたに期待してるのよ鮎川さんっ!!」
そう言って、先生は私の背中をドンッと叩いた。
「え??」
「もしかしたら、あなたの写真なら熊切くんは撮るんじゃないかってね……」
「私の…写真?」



