その瞬間、保健室の扉がガラリと開いた。


「熊切くんいるかしらー??」


「え……」


保健室の扉には、ショートの髪の背の高い女の人が立っていた。


制服じゃないって事だから…先生なのかな??


「あの……」


「あら、熊切くんはお昼寝タイムなの??」


その人は「困ったなー」と言って、眉間にシワを寄せた。


「あの、先生ですか…?」