「熊切先輩……」


学校辞めちゃうって…本当の事なのかな…??


私は保健室に行くための廊下をトボトボ歩きながら、ギュッと片手に持っているケーキの箱を握り締めた。


その事、熊切先輩に聞いてみようかな…


でも、もし本当に…


「ううん、熊切先輩が学校を辞めるわけないよ!!」


「うん!!」と自分を納得させて、私は保健室の扉の前まで来た。