そう言った東雲先輩の目は、とても寂しそうだった…。
「し、東雲先輩…もういいです…。」
「小春ちゃん??」
私は俯きながら、東雲先輩の服を少し引っ張った。
「あの、もう時間も無いですし…早く学校に行きましょう!!」
無理やり笑顔を作って、私は東雲先輩の腕を引っ張った。
「あ、ちょ…小春ちゃん!?」
そのまま私たちは熊切先輩と別れ、途中で東雲先輩とも別れた。
だって、あのまま熊切先輩たちを見てたら、また涙が出そうだったから…
あんな熊切先輩と東雲先輩の顔…もう見たくないよ…
「はあ……」
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