東雲先輩はそう断言して、私をジッと見つめてきた。 「え……」 「クマさんと一緒に、少し腫れてる。泣いたって事でしょ??」 「先輩……」 全部を見抜かれたみたいで、心がポキリと折れそうになる。 「……あの…」 「俺で良かったら、話し…聞こうか??」 東雲先輩は本当に心配した顔で、私を見ている。 東雲先輩なら…あの写真の事、何か知ってるかな…? 「実は―――…」