先生は女の先生なのに、私を抱えれるなんて凄いと思う。

そのまま先生に身を任せ、私は眠りについた。


「…鮎川。」


先生はそう言いながら、私の頭を優しく撫でてくれた。


「…ん……」


先輩から頭を撫でられた時の事を思い出して、少し心臓が脈を打つ。


自分の心臓の音を聞きながら、私はゆっくりと意識を手放していった。