後ろを見ると、勇悟が驚いた顔で私を見ている。 なんで、勇悟が…? 「あの、勇悟…」 「あれ…水族館のチケット、先輩にやったのかよ??」 「え、あ…うん。」 私がそう言うと、勇悟は俯いて何かを考えている様子だ…。 「小春…」 「なに??」 勇悟にそう言ったら、勇悟は拳をギュッと握りしめて―――… 「好きだ。」