【完】先輩と保健室で




後ろを見ると、勇悟が驚いた顔で私を見ている。

なんで、勇悟が…?


「あの、勇悟…」


「あれ…水族館のチケット、先輩にやったのかよ??」


「え、あ…うん。」


私がそう言うと、勇悟は俯いて何かを考えている様子だ…。


「小春…」


「なに??」


勇悟にそう言ったら、勇悟は拳をギュッと握りしめて―――…


「好きだ。」