【完】先輩と保健室で




「可愛いかったから」という先輩の声が、頭の中で響いている。


「はあ……」


あの状況を思い出すたびに、顔が火照るのが分かる。


「頭…撫でられた。」


そう呟いて、私は頭にそっと手を乗せる。


そのまま家に帰り、運良く小言も言われないまま次の日がきた。