「え…小春ちゃん、俺のうちでバイトしてんの智知らないの??」


東雲先輩は、凄く驚いた表情で私を見てくる。


「え…はい。だって…熊切先輩って東雲先輩の事…嫌いなのかなって…」


「………は?」


東雲先輩よりも、熊切先輩が意味が分からないと言う表情をした。


「だ、だって…私が東雲先輩の家に行きたいって言った時…嫌そうな顔したし…何だか態度も素っ気ないと言うか…。」


「だから、小春ちゃんは俺と智が仲が悪いと?そしてバイトの事を教えなかったと??」


「はい…。」


私が俯きながらそう言うと、いきなり東雲先輩が笑い出した。


「し、東雲先輩??」