「違うの??」


「そ、そんな事…急に言われても……」


「急じゃないよ。」


街灯に照らされた東雲先輩の顔は、真剣そのものだった。


「あ…私……」


熊切先輩の事が好き??

ドキドキしたり、一緒にいると緊張したり…これって恋って言うのかな…?


分かんないよ…


「分かり…ません。」


「分からないの??」


「はい…。」


私は東雲先輩から顔をそらすと、急に東雲先輩の手が私の顔に触れた。


「東雲…先輩っ?」