「じゃあ、誤解も解けたことだし…行こうか、小春ちゃん?」 「あ……」 そうだ。今日から東雲先輩の家で働かせて貰うんだ…。 「はい!じゃあ熊切先輩。ケーキはテーブルの上に置いときますね。」 私はそう言って、ケーキをテーブルの上に置いて保健室を出ようとした。 「鮎川!」 「え…?」 熊切先輩が、急に私の名前を呼んだ。 「熊切先輩?」 「輝と一緒に…どこ行くの?」