「あ、じゃあ俺、小春ちゃんを家までおくっていく!!」 そう言って、東雲先輩は片手をビシッと挙げた。 「え、そんな家までだなんて悪いですよ…!!」 「あー大丈夫、大丈夫、輝はただ家の手伝いがしたくないだけだから。ただのサボる口実。」 「は、はあ…」 東雲先輩のお母さんは、そう言ったらお店の奥に行ってしまった。 「じゃあ、明日からのバイトと言うことで……」 「行こう。」と、東雲先輩は扉を開けた。 そのままその日は、東雲先輩に家までおくってもらった。