「いって!?…なにすんだよ母ちゃんっ!!」


「母ちゃん??」


母ちゃんってことは……東雲先輩のお母さん!?


「ごめんなさいね、うちの輝がセクハラして…このバカ!!」


そう言って、東雲先輩のお母さんは手をグーにして東雲先輩を殴った。


黒髪のサラサラな髪で、東雲先輩とよく似ている。

うん。東雲先輩はお母さん似だと思う。


「で、あなたはここでバイトしたいの??」


「あ、はい!!」


「うーん、でも今日は人手が足りてるからね…」と言って、東雲先輩のお母さんは腕を組んで考え出した。


「あ、じゃあ私…今日は帰ります。ただ今日は少し見学にきただけなので……」