「ま、実際のところは小春ちゃんを彼女にしたいんだけどー…」


そう言って、東雲先輩は私の体を自分の方に引き寄せる。


「せんぱっ!?」


「顔真っ赤になっちゃって、かーわいい…」


東雲先輩はそう囁いて、顔をどんどん近づけてくる。

その東雲先輩の目が、いつもより真剣だったから少しドキッとした…。


「先輩…っ!!」


「なにしとんじゃ変態!!」


誰かがそう言って、フライパンで東雲先輩の頭を殴った。


…フライパン!?