「…可愛かったから。なんか、抱き枕にちょうどいいかなーって……」 特に表情をかえず、たんたんと話す先輩。 ま、私はお伝えしなくても顔は真っ赤なわけで…… 「あ、あの、私、帰ります!!」 私は椅子から急いで立ち上がり、保健室の扉に行こうとした。 いくら抱き枕がどーとかこーとか言われても、可愛いと言われた事には変わりないわけで…… こんなことを言われ、この場にいられるほど丈夫な心臓は私は持ち合わせてはいない。 「失礼しま…っきゃ!?」