「それは…分かってますけど…」 「けどさ、智が他の人のためにケーキを作るなんて初めてだよ。」 「そうなんですか??」 「うん!凄いコトだよ!!」 東雲先輩がそう言ったら、私の心の中があったかくなった…。 なんか、嬉しいな…。 そして東雲先輩と他愛もない話しをしていたら、すぐに保健室の扉の前についた。 「あ、じゃあ俺はここで…」 「あれ、東雲先輩は保健室に寄っていかないんですか?? 「うーん、寄りたいのはやまやま何だけど……」