力いっぱい両手を握って力説する熊切先輩を見てたら、自然と笑顔が零れた。


「じゃあ、これからもケーキ持ってきますね。」


「…ん。」


そう言って、私は先輩が作ったケーキを皿に取り分けて椅子に座った。

そのケーキを、口に運ぶ。


さっき食べた私のケーキとは違って、甘い甘いケーキだった…。


「先輩、凄く美味しいです!」


「そっか…」


白いカーテンが揺れて、その間から青い空が覗いていた……。