「鮎川…」 「わ、私…東雲先輩とお話しをしたくてここに来たんです!!」 「話し…なんの??」 「熊切先輩の…ことです。」 私がそう言ったら、熊切先輩は驚いたように目を見開いた。 「先輩が…ケーキをいらないって言ったから…」 「あ……」 先輩は少し声を漏らして、視線を下に移した。 「……ごめん。」 「え??」 何で…謝るの? 「ごめん。今は…理由は言えないから……。」 「そう…ですか」