「よお、小春!」


「あ、おはよ勇悟…」


私は元気のない顔は勇悟には見せれないと思って、無理やり笑顔を作った…。


「……小春?」


「なに?」


「なんか…あったか?」


勇悟がそう言った瞬間、動揺が隠せなくて目をキョロキョロさせる。


「別に、なにも…」


「嘘付け。」


そう言って、勇悟は私の頭の上にポンッと手を乗せた。

そのまま、朝ちゃんと整えてきた髪をグシャグシャにする。