その落としたぬいぐるみを、私はサッと拾った。 「なに…それ?」 先輩が、不思議そうに首を傾げて私の腕の中にある箱を見た。 「あ、勇悟から貰ったんですよ。私、今日が誕生日でして…」 私がそう言った瞬間、ピタリと体を静止させた先輩…。 「先輩…?」 「誕生日??」 「はい。」 「今日が??」 「…はい。」 「あ、そう…」と言って、先輩は静止させていた体を動かしてケーキを食べ始めた。 「………?」