「はい、これ。」 「え??」 いきなり勇悟が、私の目の前に来て箱を差し出してきた。 「勇悟…?」 この前から一言も話してなかったから、いきなりの事で少しビックリ…。 「これ、プレゼント。」 「プレゼント??」 “プレゼント”という言葉に、少し疑問を持つものの、すぐにその疑問は解消された。 「あ、そうだ…今日は私の誕生日だったや!」 「お前、もしかして忘れてたのか?」 少し苦笑いしながら、勇悟は変な目で私を見てくる。