「授業中に寝てっから、そんな事になんだよ。」 「じ、授業中に寝てたのは今は関係ないでしょ!!」 「どうだか」と言って、勇悟は皿についた生クリームを丁寧にとっている。 …勇悟の言ったとおり、私は授業中いっつも寝てたせいで内容はほとんど頭に入っていない。 成績に入る《態度点》は、もちろん最悪になるわけで…… 「もし補講なんてなったら、一時保健室に来れないな……」 そうボソッと呟いた。 「じゃあケーキも食ったし、そろそろ帰るか?」 そう言って、勇悟は鞄を持ち立ち上がった。 「あ、うん。」