そのまま、壁に体をグッと押さえつけられる。 前にも、こんな事あったような… 「ただの幼なじみと、こんな事するんだ…。」 そう言って、先輩は指で私の唇を優しくなぞる。 先輩は、朝の勇悟との光景を見ていたんだろう…。 「あれは、私の口に朝ご飯のカスがついてたから、勇悟が取ってくれただけで…」 「……そう」 先輩はそう言って、私から離れていき椅子に座った。 「なんで…そんな事を聞くんですか…??」