先輩はそう言って、私たちから離れていった。 「なあ小春、なんで小春が先輩の手帳なんか持ってるわけ…?」 「え……」 勇悟が目を細めて私を見ている。う…勇悟、痛いところつくな…。 でも、さすがに昨日先輩とあったことは言えないよな…… 「あ、いや、何でか私の鞄の中に入ってて、もしかしたら先輩のかなーって……」 かなり無理な理由だってことは、自分でも分かってる!! 「…ふーん」 「え??」 勇悟はそのまま、学校に向かう道を歩き出した。 よかった、これ以上なにも聞かれなくて……