【完】先輩と保健室で




「これ。」


「え…??」


勇悟は私から手を離し、さっき唇を触った指を見せてくる。


「朝ご飯のカスがついてる。」


「え……」


朝ご飯の…カス??


「お前、女としてこれはどうかと思うぞ??」


「そ、そんなの勇悟には関係ないでしょっ!!」


私はそう言って、足早に勇悟から離れていった。


「小春ー!まてよ!!」


「知らないっ!!」


さっきまでの勇悟は、いったい何だったんだろう…?

勇悟のバカのせいで、また心臓がドキドキしてきた……


「もう、何なのよ!!」


「何が??」