「これ。」 「え…??」 勇悟は私から手を離し、さっき唇を触った指を見せてくる。 「朝ご飯のカスがついてる。」 「え……」 朝ご飯の…カス?? 「お前、女としてこれはどうかと思うぞ??」 「そ、そんなの勇悟には関係ないでしょっ!!」 私はそう言って、足早に勇悟から離れていった。 「小春ー!まてよ!!」 「知らないっ!!」 さっきまでの勇悟は、いったい何だったんだろう…? 勇悟のバカのせいで、また心臓がドキドキしてきた…… 「もう、何なのよ!!」 「何が??」