“無”があるからこそ
  “有”が存在し、

  “嘘”があるからこそ
  “事実”が存在する。

  互いに相反しあい、
  決して交わることがないとしても。

  全ての事象には意味があって、
  それこそが今必要な、
  あたしの求めるべき答えになる。

  …――ねえ、だから。

  まだ、歩みを止めないで。
  決して、諦めないで。

  たとえどんなにつらくても
  悔しくても 哀しくても。
  耐え抜くことができたなら。

  きっとまた、共に笑い合える日が
  やってくるから。



《act.4*有無相生》