ドン! と大きな音を立て、ハルキが立ち上がった。 その瞬間ハルキに視線が集まる。 ハルキの拳が強く握られ、細かく震えていた。 どうやら今の音はハルキが机を叩いた音らしい。 そのままハルキは教室を飛び出して、猛スピードで走っていった。 あたしも立ち上がる。 それに合わせてルナも。 そしてあたしたちは抜け出した。 教室、いや、あたしたちの場所を…