だが、これ以上は機嫌を損ねたくはないので、謝罪の意を込めながら頭を撫でてやると許してくれたのか俺の胸に顔をすり寄せた。
「………明日から早くなる、早めに休まなきゃな」
「そうだね」
学校かぁー……あぁ、皆勤賞狙っていたのに……
「残念だったな」
「むー………てか無断欠席だよ」
「そっちは大丈夫だ」
ちゃんと連絡したからと言うと、本当?ありがとう、とお礼を言った。
「気にするな」
俺は首を振ってから美空から離れた。
遠ざかる熱を体が求める。
しかし、俺にはまだやることがある。
「美空は、明日の準備をしてから寝ろ」
美空にそう指示してから立ち上がった。


