――――――― ――――― 抱えた美空は、驚くほどに軽かった。思わずよく倒れなかったな、と聞きたいくらい。 美空は俺が抱えると、すぐに意識を失ってしまった。殴られたんだ、よく頑張ったと言いたい。 俺は美空を連れてすぐに家に帰った。出迎えた奴らは美空を見て驚いていたが。 「若、その嬢さんは……」 一人の男が恐る恐るといった体で聞いてくる。口にはしないだけで今家にいる全員が思っていることだろう。 「和也、医者を呼べ」 「若?」 「こいつは、今日からここに住む」