「茹で蛸みたいになってるぞ?」
「っそんなことないっ」
反射的に自分の頬に手をやる美空に、俺は、さらに笑みを深めた。
「そうか?」
ぐいっと美空との距離を縮めたら美空の顔は更に赤くなる。
………可愛いな。
恥ずかしさで目に涙を浮かべる美空。微かに震えているその唇に、キスしたくなった。
「………美空」
「なにっ……んっ!?」
美空の腰を引き寄せて体を密着させ、キスをする。
無防備だった美空は、抵抗する間もなく俺の侵入を許した。
そのまま、歯列をなぞり、逃げることも出来ない美空の舌に自分の舌を絡ませる。
苦しくなったのかドンドンと胸元を叩かれるが俺は、無視して更に深く貪った。
「んん……ふ……」
やがて力を失ったかのように美空の抵抗は止み、逆に俺に応えようとしてくれた。
それに俺は、嬉しさも上乗せになり気が済むまで美空を味わった。


