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「今日は優斗さんは行かないの?」
食卓で制服姿じゃない優斗を見て美空が首を傾けた。
「あ、はい。」
優斗は、自分の姿を見て、頷く。
「優斗には仕事を頼んでるんだ」
「そうなの?」
「優斗がいなきゃ寂しいか?」
恐る恐る聞いてみる。
美空は、きょとんとした後、寂しいと言うか………
「来週テストだけど、大丈夫?」
あぁ、そっちか。
「こう見えて、勉強は出来るんです」
「パソコンも?」
「はい」
薄く笑う優斗に美空はそっかと頷く。
「じゃあ今日は和也さんとだね」
「はい」
「よろしくね?」
美空がそう言うと和也は宜しくお願いしますと頭を下げた。
俺は、美空の名前を呼ぶ。


