「由比っ、背中頼んだぜ!!」 「そっちもね!!」 背中合わせの状態からあたしたちはそれぞれの方へ駆け出す 「めーーんっっ!!」 相手の眉間の辺りに棒を振りかざした そして間髪いれずに棒を右手に持ち変えて右からきた相手の脇腹をつく 「うっ」 「あたしだって剣道だけじゃないんだから!!」 器用に棒を回すあたし そ。あたしは剣道以外にも棒術の技術をもってる みんなにばっかいい顔させないんだからっ